赤でも白でもない、きれいなピンク色をしたロゼワイン。
どうやってあのピンク色を造っているか知っていますか?
私はワインを勉強するまで、
「赤ワインと白ワインを混ぜたら、ロゼワインになるんじゃないの?」
と信じていました。
そのときの話はnoteに書いているので、よかったらこちらも読んでみてください!
この記事では、あのかわいらしいピンク色の秘密と、ロゼワインの味わいの魅力についてご紹介します!
ロゼワインはなぜピンク色なの?

まずは、赤ワインと白ワインの造り方を簡単におさらいしてみましょう。
- 赤ワイン…主に黒ブドウを使い、果皮や種も一緒に漬け込みながら発酵させる
- 白ワイン…主に白ブドウを使い、発酵前に果汁を搾り、果皮や種を取り除いてから発酵させる
赤ワインの赤い色は、黒ブドウの果皮に含まれる色素が果汁に移ることで生まれます。
実は、黒ブドウでも果肉や果汁そのものは、基本的には淡い色をしています。
果汁が黒ブドウの果皮と触れることで少しずつ色が移り、接触する時間が長くなるほど色も濃くなっていきます。
ロゼワインでは、果皮と接触する時間が赤ワインよりも短いため、濃い赤色になる前のピンク色になるんですね。
ロゼワインの主な造り方
では、具体的にロゼワインはどのように造られているのでしょうか。
代表的な造り方を3つ見ていきましょう。
直接圧搾法

直接圧搾法は、黒ブドウを使い、白ワインを造るときのようにブドウを搾って果汁を取り出してから発酵させる方法です。
黒ブドウは搾ると、ほんのりピンク色の果汁がとれます。
その淡い色の果汁を発酵させることで、やさしいピンク色のロゼワインになります。
果皮との接触時間が短いため、一般的には淡い色合いで、軽やかですっきりとしたスタイルになりやすい製法です。
セニエ法

セニエ法では、赤ワインを造るときのように黒ブドウの果皮や種と果汁を一緒に漬け込みます。
果汁にほどよく色がついたところで、その一部をタンクから抜き取り、果皮や種と分けて発酵を続けます。
直接圧搾法よりも果皮と触れる時間が長くなりやすいため、比較的色が濃く、フルーティーさやしっかりした印象を感じるロゼワインになることがあります。

ピヨメモ 「『セニエ』って何?」
「セニエ(saignée)」は、フランス語で「血抜き」という意味。
色づいたピンク色の果汁をタンクから抜き取る様子が、血を抜いているように見えることからそう呼ばれています
混醸法

混醸法は、黒ブドウと白ブドウを一緒に使って醸造する方法です。
「赤ワインと白ワインを完成してから混ぜる」のではなく、ブドウの段階から一緒に醸造するのがポイントです。
黒ブドウと白ブドウ、それぞれの特徴を生かしたロゼワインが造られます。
ロゼワインってどんな味?
ロゼワインは、かわいらしいピンク色の見た目から、
「甘くて軽いワインなのかな?」
と思われることもあります。
でも、ロゼワイン=甘口というわけではありません。
すっきりとした辛口から、果実味たっぷりのもの、甘口まで、味わいの幅はとても広いんです。
ロゼワインには、
- 白ワインのような爽やかな酸味
- 赤ワインを思わせる果実味
- わずかな渋みやコク
などが感じられることがあります。
どちらかというと白ワインに近い軽やかなものもあれば、赤ワインに近いしっかりした味わいのものもあります。
この違いには、使うブドウ品種や産地だけでなく、果皮とどれくらい触れさせるか、どのような方法で造るかも関係しています。
たとえば、直接圧搾法で造られたロゼには、淡い色合いで爽やかなスタイルのものが多く見られます。
一方、セニエ法では果皮から色や成分をやや多く取り込むため、果実味やコクを感じやすいスタイルになることがあります。
ロゼワインに合う料理

ロゼワインの魅力のひとつが、合わせられる料理の幅がとても広いことです。
ペアリングの「ワインと料理の色を合わせる」という考え方で選ぶなら、ピンクや赤みのある食材とは特に合わせやすいです。
たとえば、
- 生ハム
- サーモン
- トマト料理
- エビなどの魚介
- 鶏肉
など。
さらに、ロゼワインのスタイルによっては、中華料理やエスニック料理、和食と相性のよいものもあります。
「白ワインにしようかな?赤ワインにしようかな?」
と迷う料理に、ロゼワインを合わせてみるのもひとつの楽しみ方です。
ちなみに、ペアリングのコツについては、こちらの記事でも紹介しています。
いろいろな料理と組み合わせながら、自分の好きなペアリングを探してみてくださいね!
まとめ
今回は、ロゼワインがピンク色になる理由や主な造り方、味わいについて紹介しました。
ポイントまとめ
- ロゼのピンク色は、主に黒ブドウの果皮から色が移ることで生まれる
- 直接圧搾法 → 果皮との接触時間が短く、淡い色合いのロゼになりやすい
- セニエ法 → 色づいた果汁を途中で抜き取り、比較的しっかりしたスタイルになりやすい
- 混醸法 → 黒ブドウ、白ブドウを混ぜて醸造
- ロゼには辛口から甘口まで、さまざまな味わいがある
- 料理との相性の幅が広いのもロゼワインの魅力
ひとくちに「ロゼワイン」といっても、色も味わいもさまざま。
淡く爽やかなロゼもあれば、果実味たっぷりでしっかりとしたロゼもあります。
ぜひいろいろなロゼワインを飲み比べながら、自分好みの一本や料理との組み合わせを見つけてみてくださいね!