「ワインの種類は?」と聞かれたら、赤・白・ロゼを思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
でも、これはあくまで「色」をもとにした分類です。
ワインは色だけでなく、泡の有無や造り方によっても、大きく4つのタイプに分ける考え方もあります。
今回は、赤・白・ロゼとはまた別の、ワインの「色以外の分類」について見ていきましょう!
スティルワイン|いわゆる「普通のワイン」

スティルワインとは、発泡性のないワインのことです。
普段よく目にする赤ワイン、白ワイン、ロゼワインの多くがスティルワインです。
簡単に言うと、
「シュワシュワしていない、いわゆる普通のワイン」
と考えるとイメージしやすいです。
スパークリングワイン|シュワシュワするワイン

スパークリングワインは、発泡性のあるワインです。
OIV(国際ブドウ・ワイン機構)では、一般的なスパークリングワインを20℃で3.5bar以上と定義しています。
参考:OIV「Sparkling wines」
代表的なものがシャンパーニュ。
シャンパーニュの瓶の中には、さらに強い5〜6barほどの圧力がかかっています。

ピヨメモ 「『bar』って何?」
bar(バール)は、圧力を表す単位です。
1barは、およそ1気圧。
つまり、シャンパーニュの瓶の中にはおよそ5〜6気圧もの圧力がかかっているということ。
Comité Champagne(シャンパーニュ委員会)によると、これは自動車のタイヤのおよそ3倍の圧力と紹介されています。
参考:Comité Champagne公式FAQ「How much pressure is there inside a bottle of Champagne?」
シュワシュワが弱いワインもある
スパークリングワインほど強く発泡しない、弱発泡性のワインもあります。
例えば、
- フランスのPétillant(ペティヤン)
- ドイツのPerlwein(パールヴァイン)
- イタリアのFrizzante(フリッツァンテ)
などがあります。
「泡あり・泡なし」の2択ではなく、ほんのりシュワッとするワインもあるということですね。
フォーティファイドワイン|アルコールを加えてパワーアップ

フォーティファイドワインは、日本語では「酒精強化ワイン」と呼ばれます。
酒精強化とは、ワインの醸造中や醸造後などに、ワインスピリッツなどのアルコール度数の高いお酒を加えることです。
使うアルコールや、どのタイミングで加えるかによっても、出来上がるワインの味わいやスタイルは変わります。
代表的なものには、
- スペインのシェリー
- ポルトガルのポート、マデイラ
- イタリアのマルサラ
などがあります。
なんのためにアルコールを加えるの?
「せっかくワインができるのに、なんでわざわざアルコールを加えるの?」
と思いませんか?
酒精強化をすることでアルコール度数が高くなり、力強さやコクのある味わいにつながります。
さらに、保存性が高まりやすいというメリットもあるのです。
フレーヴァードワイン|ワインに香りや味をプラス

フレーヴァードワインは、ワインをベースにして、ハーブやスパイス、果実などを使って風味を加えたものです。
代表的なものとして、ヴェルモットがあります。
ヴェルモットはワインにハーブやスパイスなどで香りづけしたもので、カクテルの材料としてもよく使われています。
「フレーヴァードワインって馴染みがないな……」
という人も、サングリアなら知っているのではないでしょうか?
サングリアは、ワインに柑橘類などの果物や甘味などを加えて楽しむ飲み物です。
広い意味では、こうしたワインに香りや味わいをプラスした仲間として考えると、イメージがつかみやすいと思います。
まとめ
ワインは色だけでなく、泡の有無や造り方によっても分類できます。
ポイントまとめ
- スティルワイン
→ 発泡性のない、いわゆる普通のワイン - スパークリングワイン
→ 発泡性のあるシュワシュワしたワイン - フォーティファイドワイン
→ アルコールを加えて造る、アルコール度数の高いワイン - フレーヴァードワイン
→ ハーブやスパイス、果物などで香りや味わいを加えたワイン
同じ「ワイン」という名前でも、造り方によってまったく違う飲み物のように楽しめます。
普段スティルワインばかり飲んでいるという人も、ぜひスパークリングワインやフォーティファイドワイン、フレーヴァードワインにも手を伸ばしてみてください。
ワインの世界が、もう一段広がるかもしれません!